GMATとは
GMATとは、MBA(Master of Business Administration)の取得を目指してビジネススクールに出願する際に、スコアの提出を求められるテストのことである。
GMAT出願者がビジネススクールでの学習についていけるかどうかを判定する。
アメリカに限らずカナダ、イギリスなど全世界の1,000以上の MBAプログラムで合否判定材料の一部として利用されており、このスコアが一定のレベルに達していないと門前払いになるスクールもある。
GMATを開発・管理しているのは、TOEFLなどを手がけるアメリカの教育団体 ETS の傘下にあるGMACである。
GMAT出題内容
GMATはAWA(Analytical Writing Assessment)、Quantitative、Verbalの3つのセクションから構成されており、AWA以外は多肢選択方式になっている。
CBT(Computer Based Test)が東京(2個所)、横浜、大阪で、PBT (Paper Based Test)が沖縄で実施されている。ただし今後も変更があり得るので、最新情報をETSのウエブサイト(http://www.ets.org/ )などで、随時チェックしよう。
【AWA (60分)】
AWAは、英語の文章力と分析的な思考力をみるライティング・テストである。
100〜200語の短い文章が与えられ、それらの文章に対する設問文に答える。
Analysis of an IssueとAnalysis of an Argumentの2形式で各1問ずつ出題される。試験時間は各問30分。
Analysis of an Issueは、与えられた議題について自分の意見を述べる問題である。
Analysis of an Argumentは、問題の中で展開されている議論の完成度について分析・批評する問題で、自分の意見を述べるものではない。
いずれの問題も、正しい英語を書くことはもちろん、問題文の中から適切な例を挙げつつ、論理的な文章を組み立てる能力が問われる。
【Quantitative (75分)】
CBTのQuantitativeとVerbalはCAT(Computer-Adaptive Test)と呼ばれる方式で実施される。
CATでは、最初の数問は中程度の難易度の問題が出題され、それらに対する正答率に基づいて、後続の問題の難易度をコンピューターが決定する。
一度確定した解答は修正することができない。
最初の数問で正答が少ないと、その後はやさしい問題のみ出題され、いくら正答が多くても一定以上のスコアにはならない。
それゆえ、最初は慎重に解答し、徐々にスピードを上げていくとよいだろう。
Quantitativeは数学的な能力を判定するテストである。
計算能力、基礎的代数学、幾何学の知識や、データ分析力が問われる。
このセクションはData SufficiencyとProblem Solvingという2つのパートに分かれ、5者択一方式で答えていく。問題数は計37問。数学のレベルは日本の高校1年生程度だ。
Data Sufficiencyでは、ひとつの問題に2つの条件が与えられ、問題を解くためには以下の5つの選択肢のどれが当てはまるかを答える。
1.ひとつめの条件のみで問題が解ける 2.2つめの条件のみで解ける 3.両方の条件がそろうと解ける 4.どちらの条件を使っても解ける 5.与えられた条件では解けない
Problem Solvingは、一般的な数学の問題で、単純な数式問題や文章問題、図形問題などが出題される。
【Verbal (75分)】
言語能力を判定するセクションである。
Reading Comprehension、Critical Reasoning、Sentence Correctionの3つのパートから成る。
問題数は計41問。すべて多肢選択方式で5つの答えから正解にふさわしいものを選択する。
Reading Comprehensionでは、4つのパッセージが与えられ、論理的かつ批判的な読み方ができるかどうかが問われる。
出題される4つのパッセージそれぞれに3〜6つの問題がある。ひとつのパッセージは350語程度とやや長めだ。
Critical Reasoningは、与えられたパッセージに関する質問がひとつ出され、それに対する答えとして論理的に最も正しいものを選ぶ問題である。ひとつのパッセージは100語程度。
Sentence Correctionは、問題文の下線が引かれた部分に文法的に正しく合致している答えを、選択肢の中から選ぶ問題である。選択肢のひとつめは問題文と同じものである。
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ITにお金を使うのは、もうおやめなさい ハーバード・ビジネススクール・プレス
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人気ランキング : 11711位
定価 : ¥ 1,785
販売元 : ランダムハウス講談社
発売日 : 2005-04-07 |
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IT?それがどうした! |
経営からみたITの失敗学、という観点で手にとってみた一冊である。著者は元ハーバード・ビジネス・レビュー誌の上級編集者で、「ITなんぞに投資するのは馬鹿だ」というような論旨を展開したために、2003年当時は、大変な物議をかもしたらしい。
著者が”IT Doesn’t Matter”と主張する理由はおおよそ以下のとおり。
◆90年代半ば企業はこぞってITに投資したが、生産性の向上に寄与したというデータはほとんどない。
◆ITはもはや電気や鉄道と同じ社会のインフラと化し、持っているだけで競争優位なツールではない。
◆ITを利用した新業種、新サービスは出尽くした。もうこれ以上産業を根底から変える力は残っていない。
◆ITは金食い虫。企業のIT支出は買手の利益のためというより、売手が戦略として煽り立てた結果だ。
要するにITを特別のものとして考えるのでなく、ごくあたりまえ(=コモディティ)の経営資源のひとつとして考えるべき、というのが本書の主張である。
まずビジネス戦略があって、次にそれに沿った業務改革方針があって、最後に改革を実現するツールのひとつとしてITを位置づけるという、言われてみれば至極あたりまえの主張ではあるが、しかし現実には、企業におけるITの重要性が増しているとの認識から、CIO担当役員を新しく設置する動きの方がむしろ活発である。
『マッキンゼーITの本質』などの論調と方向性はほぼ同じだが、主張がとがっているぶん、読んでいておもしろい。現在の企業のIT利用に対する鋭利な問題提起をしており、IT失敗学のひとつの形とみてよいだろう。
「将来の成功を保証するのは情報技術を独創的に使うことではない。むしろ重要なのは情報技術を使いこなすことである。」p117
なかなか示唆にとんだ一冊である。
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ITに疑問を呈した貴重な一冊 |
私はIT関係の仕事に従事していますが、IT関連の雑誌や書籍はどうしてもITに好意的な意見(ITで業務改革等々)が多いものです。これは当然と言えば当然で、普通は自分たちの仕事を蔑むようなことはしません。それなので、この本のようにITを無用と言い切る文章を見ると、心理的な反発を覚えるものの、大変新鮮なものです。 この本の言うとおり、確かにITはコモディティでしょう。業務用システムはERPパッケージ、サプライチェーンはSCPパッケージ、マーケティングはCRMパッケージ、情報系システムはEIPやBIなど、企業が通常必要とする情報インフラは、安価で良質なITツールが簡単に手に入ります。その意味では電気や鉄道と同じかもしれません。 ただ、ITツールは使うのが難しいものです。市販のコモディティとなったソフトを社内に導入して即使えるかって、そんなことはなく、多くの会社がERP導入などで失敗しています。情報システムの場合、テクノロジーそのものよりも、人間系・業務系の困難の方が大きいので、技術的に簡単でも別の壁によって挫折してしまいます。言うならば、ITツールそのものはコモディティでも、それによって実現される業務システムやビジネスプロセスはコモディティではありえないといったところです。 個人的な意見はさておき、この本の価値は、ITの価値に疑問を呈した数少ない本であるということです。しかも、それなりの説得力を持って書かれています。特に深い理由もなくITの価値を信じている人にお勧めの一冊です。
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「ITこそ戦略である」というドグマ |
『Harvard Business Review』誌2003/5月号に掲載された論文「IT Doesn't Matter」 http://harvardbusinessonline.hbsp.harvard.edu/b01/en/common/item_detail.jhtml?id=R0305B (日本版 2004/3月号「もはやITに戦略的価値はない」 http://www.dhbr.net/magazine/article/200403_a01.html)は、業界に大きな論争を巻き起こしました。主張は単純で、「ITは大きな顔をして金を巻き上げているが、もはや電力や道路のようなインフラ、コモディティであり、戦略的差別化には貢献しない」というもの。 その論文と反論、再反論をまとめたのが本書です。原題は"DOES IT MATTER?"とやや軟調になっていますが、一つの見方として適切であって、大論争をするようなトンデモ話ではないと思います。 実際、日経BP『動かないコンピュータ』が象徴するように、何十億かけたシステムが野ざらしになったり、システムのお守りと本業とどっちがメインかわからなくなるような、「ITこそ戦略である」というドグマが産んだ悲劇は枚挙にいとまがありません。 当たり前ですが、ITは道具です。しかもメトカーフの法則によってユーザーが多いほど価値が上がる、まさにコモディティ化に適した道具です。 電話やコピー機同様、上手に活かして差別化戦略に"使えば"いいのです。カー氏も、別に「いらない」とも「革命がなかった」とも言っていません。「自分に必要なものを適切なコストで買って使う頭を持ちなさい」というシンプルな話なのだと、思います。 買う方も売る方も、一度考えておきたい視点を与えてくれる良書。 それにしても、「CIO」は「電力担当副社長」と同じように消えてなくなるのでしょうか?
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ITに湯水のようにお金をかけてもリターンがあるわけではありません |
原題「DOES IT MATTER? (ITは重要なんですか?)」 ITに湯水のようにお金をかけてもリターンがあるわけではありませんよ、と警鐘を鳴らしたハーバード・ビジネス・レビューの論文を書籍化した。 あのマイクロソフトのパルマー氏からも激烈な反論も出てきたほど、インパクトのあったそうだ。 多分誰しもが心にあったものを論理立てて、過去の産業革命と比較しながら、ITはすでにガス水道電気と同じインフラである。ITを利用するだけでビジネスで優位に立てる時代は20年以上前に終わりを告げていると説明している。特にインターネットの爆発的な広がりの中で業績を伸ばしたDELLを引き合いに出し、DELLは決して最新の技術を使って成功を収めたのではないことを説明している。 IT関係者には特にお勧めする本です。是非一読あれ。 特に 「支出を抑える」(闇雲にIT投資しない、高い最先端は必要ない、十分にいきわたった汎用的な技術で十分) 「先頭に立たずに、後からついて行く」(一番は何せ高くつく、マイクロソフトはいつも人まねで高収益を上げているいい例だね) 「革新はリスクが小さいときに行う」(機器やソフトの変更は大きな変化が終わってから行うのが吉) 「チャンスより脆弱性に注目する」(情報漏えいやウイルスの被害を受ける確立はチャンスより断然大きく、かつ甚大な被害を受けることが多い) などの言葉はITに従事するものとして常日頃から頭に叩き込んでおく必要があると思う。
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読むとスッキリ。あぁそうか!と思える本 |
なんとなく漠然と疑問に思っていたことに、「疑問」としての明解な形を与えた上で、説得的な答えを提示してくれる本を良書というのだと思います。本書は、「ITってそんなに万能なの?」という素朴な疑問に対して「いいえ、少なくとも企業経営上はそんなことありません」と答えてくれています。もちろん、本書の議論が絶対の正解であるという保証はありませんが、豊富な例証によって十分に納得させてくれます。 例えば、電力が普及し始めた「20世紀初頭には「企業と産業のあり方を変える」という電力の役割を認識した大企業が、こぞって「電力担当副社長」を設けた」(p50)というエピソードには思わずニヤリとさせられます。このような具体的で印象的な例証が、本書の主張を堅牢なものにしています。「ITはインフラである」というのは、明々白々たる事実ですし。 ただし書名は「ITにお金を使うことを(全面的に)止めなさい」と言っているように読めるので、ちょっと問題ですね。筆者が主張しているのは、「IT投資は今までより慎重であるべき」というごく穏当なことなのですから。こんな良い本がちょっとキワモノっぽく扱われそうで、可哀相です。
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